どうもこんにちは。
プロのエアコン施工職人さかなです。
今日は、『6畳用のエアコンを12畳の部屋につけるとどうなる?』ということで、超個人的な意見を述べさせていただきます。
メーカーは自分たちにとって良いことしか言いませんし、量販店の販売員も都合のいいことしか言いませんので、最も消費者の立場に近い施工職人の意見を参考にしてみてください。
それでは早速行ってみましょう!
エアコン施工職人が教える、『本当のエアコンの選び方』です。
※多少、行き過ぎた表現がありますが、あくまで個人的な意見ですので、絶対に参考程度にとどめておいてくださいね!
6畳用のエアコンを12畳の部屋につけるとどうなる?
6畳用のエアコンというのは、数あるルームエアコンの中で最も冷房能力の小さい機種になりますが、実は、12畳のお部屋につけても問題なく部屋を冷やすことができたりします。
6畳用とは言っていますが、正確には木造のお部屋では6畳が目安であり、鉄筋コンクリートでは8〜10畳用の事を指す場合が多いです。
つまり、「部屋の広さ」はもちろんですが、その他にも「断熱構造」によっても適正冷房能力が左右されるのです。
では仮に、木造一戸建ての12畳(リビング)に冷房能力2.2kw(6畳用)のエアコンをつけるとどうなるのか?
窓の大きさや日当たりや、断熱性能によっても変わってきますが、おそらく真夏の一番暑い時期には、まったく効かないと思います。
まったく効かないというか、風を直接、体に当てれば多少は涼しいかもしれませんが、風があたっていないところはまったく効かないと思います。
しかし、鉄筋コンクリートの地下室のようなところでは12畳の広さのお部屋に冷房能力2.2kw6畳用のエアコンを取り付けても問題なく冷えると思います。
ですので、「部屋の広さ」はもちろんの事、その他にも「断熱性能」によっても適正冷房能力が左右されるんですね。
↓一覧にするとこんな感じになります。
- 12畳の鉄筋コンクリート地下室に6畳用→全然問題ない
- 12畳の鉄筋コンクリート1階に6畳用→真夏だけちょっと効きが悪いかも
- 12畳の木造1階に6畳用→かなり効きが悪い
- 12畳の木造2階南西部屋に6畳用→絶対に効かない
つまり、12畳のお部屋に6畳用のエアコンを付けられるかどうか?ということを考えたときに、よほど断熱性に優れていて、よほど外部からの熱源がない場合以外は取り付けるべきではないってことですね。笑
単純に、12畳のお部屋でしたら冷房能力4.0kwというエアコンをおすすめします。
もし、ちょっと小さめのエアコンをつけてそれで全然効かなかったら結構ショックですよね。笑
エアコン本体も決して安い買い物ではないですから、ケチって後悔するよりも多少余裕を見て購入されることをお勧めします。
それに、あまりギリギリのエアコンをつけてしまうと、常にフルパワーで稼働し続けることになるので、音もうるさいしモーターの消耗も激しくなります。
単純に本体に負荷がかかって壊れやすくなるので、そういう意味でもお部屋に対してちょっと余裕のある機種を選ぶといいと思います。
では、以上です。
どうもありがとうございました。
Aircon Mediaでは「Air-concierge」(エアコンシェルジュ)をコンセプトに、『10年間の快適な空間』をお約束しています。高品質な工事はもちろん、10年間の製品保証ときめ細やかなアフターサービスを心がけてますので、エアコン工事で失敗したくない方はぜひ、Aircon Mediaにお任せください。