古いエアコンを自分で処分する方法!処分の注意点を紹介!

どうもこんにちは。
エアコン職人さかなです。

古いエアコンを処分するのに、家電量販店で頼むと「取り外し料金」やら「リサイクル料」やら、「運搬費」やら色々とお金がかかります。

なるべく安く済ませたい・・・というのであれば、自力でエアコンを取り外して自力でエアコンを処分する方法があります。

どうせ処分するものだったら、別に壊れてもいいし、何してもいいですよね。笑

今日はそんな、エアコンの処分の手順についての解説です。

エアコンの処分方法は全部で3つ

ではまず、エアコンの処分方法について解説していきます。

エアコンの処分方法は全部で3つの方法があります。

  1. 電気屋さんなどに依頼して、プロの業者にお願いする
  2. 怪しい無料引き取り業者にお願いする
  3. 自力でエアコンを取り外し、行政の手順に従って処分する

順番に解説していきます。

〜エアコンの処分方法その1〜
家電量販店などに依頼して、プロの業者にお願いする

まず、一番オーソドックスなパターンというのは、近所の電気屋さんに行って、店員さんに「エアコンの取り外し処分をお願いしたいんですけど」と言うことです。

もし、古いエアコンを処分して、その後、新しいエアコンを取り付ける場合はこのパターンが一番オススメです。

『エアコンリサイクル処分参考価格』

  • エアコン取外し料金  :6600円
  • リサイクル料金    :990円
  • 収集運搬費用     :2200円

(※リサイクル料金はメーカーによって違うので注意)

料金はこれくらいはかかるかもしれませんが、エアコンの新規取り付けとセットであれば一番時間と労力のかからない方法だと言えますね。

これが新規取付とセットでない場合は、この金額の他に出張料などの追加料金が発生するかもしれません。

つまり、エアコン1台処分するのに1万円前後がかかってしまう時代になったという事ですね。

今の時代、エアコンはつけるのも大変ですし捨てるのも大変なんですね。

〜エアコンの処分方法その2〜
怪しい無料引き取り業者にお願いする

この方法はオススメできませんが、一つの方法としてお伝えしておきます。

インターネットで検索すると、おそらくいくつかそれっぽい業者のサイトが出てくるはずです。

こういう業者というのは無料でエアコンを引き取ってきて、それをそのまま違法的に処分していたりするので注意です。

エアコンというのは金属買取業界では『雑品上』というくくりになっていて、その時の時価によって価格は変動しますが、だいたい1kg75円〜100円くらいで取引されています。

エアコンの室内機と室外機を合わせると、だいたい30kg〜60kgくらいになりますから、一番良い時の単価で3000円〜6000円で買取してもらえるルートがあるんですね。

ですので、こういう闇業者みたいなのが活躍するんです。笑
でも、基本的に違法です。

今は『家電リサイクル法』っていう法律が制定されていて、家電4品目と言われる「冷蔵庫」「エアコン」「洗濯機」「テレビ」の4つの家電は、処分をする時に『リサイクル券』というものを排出者が購入しなければなりません。

これは、家電の処分にかかる費用を行政がすべて負担すると無駄に税金がかかってしまうという理由と、環境のことを考えて家電メーカーは作っておしまいではなく、ちゃんと廃棄のことも考えないといけませんよ。という考えから生まれた制度らしいのですが、実際のところはどうだかわかりません。笑

とにかく、法律でそう決まっているので、我々のような愚民はそれに従う以外ないのです。

ということで、一応、そのような自分の手を汚さずに無料でエアコンを処分する方法はあります。

そのようなエアコン無料引取業者は、取り外したエアコンは『海外に売る』って言ってますが、海外ではいくらで買い取ってくれるんでしょうか?

仕入れが0円だとしても、もう壊れていたり、そもそも寿命寸前のエアコンを誰が買うんでしょうか?

中国やベトナムの近隣国に売るとしても、その輸送コストだけでも1台数千円は最低でもかかります。

使えるかどうかもわからないぶっ壊れエアコンを数千円で買い取るようなものです。絶対利益出ませんよね。笑

つまり、海外に売るというのは口実で、その裏では違法処分をしているってことです。

おそらく、一部は本当に海外に輸出していると思いますが、古くてどうしようもないエアコンは違法処分をしていると思います。

そして、もし万が一、その違法業者が警察に捕まり、そのエアコンの所有者を割り出されれば排出者もそれなりの責任を負わされる可能性があります。

家電リサイクル法っていうのは排出者に課せられる法律ですので、正規の手順で処分していないこと自体が違法なので、もし、その業者が捕まって、『どこで仕入れてきたかのか言え!』って警察に言われたら、普通に顧客リストをバラすと思います。

普通にバラすので、普通に違法行為をしたということで、普通に排出者も何かしらのお咎めがあると思います。

ということなので、たかだか数千円のために前科者になるリスクを負うことはやめた方がいいと思いますので、リサイクル券を発行しない業者には頼まない方がいいと思います。

〜エアコンの処分方法その3〜
自力でエアコンを取り外し、行政の手順に従って処分する

自力でエアコンを取り外せば、業者に支払う『取外し料金』がなくなりますので、あとはリサイクル関連の費用だけとなります。

リサイクル関連の費用とは、

①リサイクル料金
②収集運搬費

のことです。

リサイクル料金は処分するエアコンのメーカーによって、多少の金額差がありますのでよくご確認ください。

↓↓↓参考までにこちらに貼っておきます↓↓↓

『リサイクル料金一覧表』(PDF)

一般社団法人家電製品協会 家電の捨て方

有名なメーカーのリサイクル料は1000円前後ですが、中には2000円とか、ヤンマー製だと1万円くらいかかったりします。

僕が一回取り外したヤンマー製エアコンでリサイクル料金が9800円くらいしてて、お客さんがビックリしてたことがありました。

僕もこれまで何千台と取り外してきて、初めての経験でしたが、中にはそれくらいリサイクル料がかかるメーカーもありますので事前にチェックしておいたほうがいいかもしれません。

リサイクル料金は、基本的にはエアコン大手メーカー10社なら1000円前後です。

エアコン大手メーカー10社って言うのは、

  • パナソニック
  • ダイキン
  • 日立
  • シャープ
  • 三菱電機
  • 三菱重工
  • 富士通
  • 東芝
  • コロナ
  • アイリスオーヤマ

のことですね。

もし、ご自宅についているエアコンがこれらのメーカー以外のメーカーであれば、それは1000円よりも高い可能性が高いので調べたほうがいいと思います。

調べる方法は、お近くの郵便局でリサイクル券を販売していて、そこにリサイクル料金表みたいなものがあるので、料金表を見て金額を知ることができます。

また、ネットでも「リサイクル料金一覧表」みたいなキーワードで見つかると思います。
(常に最新版で確認するようにしてください)

↓↓↓参考までにこちらに貼っておきます↓↓↓

『リサイクル料金一覧表』(PDF)

リサイクル料金が判明すれば、その金額に収集運搬費の2200円を足した金額が処分にかかる合計金額です。

あとは実際にエアコンを取外し、各行政の処分方法にしたがって排出します。

最も多い処分方法が自治体のクリーンセンターなどに持ち込む方法だと思いますが、「それだと収集運搬費がかからないんじゃないの?」と思いきや、収集運搬費というのはクリーンセンターから最終処分場までの運搬費のことを言いますので、自力でクリーンセンターに持ち込んだとしても収集運搬費はしっかりかかりますのでご注意ください。

そして、最後のハードルはエアコンの取り外し方だと思いますが、実はエアコンを素人の方が取り外すのはとても危険です。

最悪、室外機が爆発し、重篤な怪我を負う可能性もあるので、慣れていない方は絶対にやめた方がいいと思います。

一応、これがエアコンの処分方法その3になりますが、結局のところ、3つの方法があるとしても、取外し〜処分まで、しっかりとした業者さんに依頼することが一番だと思います。

実はそれが言いたくて3つの方法を紹介しました!

では、どうもありがとうございました!

Aircon Mediaでは「Air-concierge」(エアコンシェルジュ)をコンセプトに、『10年間の快適な空間』をお約束しています。高品質な工事はもちろん、10年間の製品保証ときめ細やかなアフターサービスを心がけてますので、エアコン工事で失敗したくない方はぜひ、Aircon Mediaにお任せください。

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