エアコン配管の屋外カバーについて職人が解説!カバー延長や換気出口カバーにも注目

どうもこんにちは。
エアコン職人さかなです。

今日はエアコンのカバー料金とその内容について解説していきますが、まず最初に注意点としてお伝えしておきたいのが、これからお伝えすることは、あくまで一般的な業界標準の話であり、その基準として、大手家電量販店の金額を参考にしているという点です。

なので、当然、依頼する工事屋さんによって、多少、内容や金額が変わることがあると思います。

こちらの記事でお伝えしていることが、実際には「必ずしもそうとは限らない」ということをご了承くださいませ。

よろしくお願いします。

エアコン配管化粧カバーの必要性

配管カバーの必要性には2つの意味があります。

  1. 見た目
  2. 劣化防止

この2つの意味があるのですが、エアコンの標準取付工事だと「テープ巻き仕上げ」になりますので、まず、見た目はそんなによろしくありません。

見た目を気にしない方ならいいかもしれませんが、やはり、カバーをつけた方が見た目は断然良いと思います。

特に、新築なんかだとほとんど付ける方が多いですし、テープは基本的に白色のテープを使いますから、外壁の色が黒とか茶色だとかなり目立ちます。

配管カバーには基本的に5色のカラーがあって、

  • アイボリー、
  • ホワイト、
  • ブラック、
  • ブラウン、
  • グレー、

この5色から外壁の色に合わせて選択します。

外壁と色を合わせることで、エアコン配管を目立たせなくすることができるので、家の外観を損なわないということなんですね。

エアコンの配管ってダラっとしてるというか、家の外観を本当に損ないますから、見た目を気にされる方はカバーをつけた方がいいと思います。

2つ目の理由として、「劣化防止」という意味がありますが、テープ巻き仕上げだと、どうしてもテープの劣化があります。大体、テープ巻き仕上げだと、日当たりのいい場所で5〜6年ほどでボロボロになってしまいます。

しかし、実際はテープがボロボロになったからといって、エアコンの性能が落ちるわけではありません。

テープの内側には配管の断熱材があり、さらにこの断熱材が劣化して配管が露出しない限り、エアコンの性能が落ちることはありません。

この断熱材まで劣化するのに、日当たりの良い場所だと大体8〜10年くらいです。

なので、正直、エアコンを設置して寿命を迎える10年間くらいは、テープ巻きでもなんだかんだと問題なく使えます。

もちろん、テープ巻きよりもカバーをつけた方がより保護されますので、紫外線劣化には強くなります。

この辺りはもう好みというか、金額と相談ということになるのでしょうか、個人的にはカバーはつけた方がいいと思っておりますし、自分の家のエアコンにも、もちろんカバーをつけています。

カバーの料金について

カバーを取り付けるメリットを2つ紹介しましたが、問題は金額ですよね。

配管カバーを付けることによるデメリットって、ほとんどないので、あとは金額次第ということになると思うのですが、一般的な標準カバー工事は5500円くらいです。

大体どこの量販店も5500円前後で設定しているところが多いです。

この標準カバー取付工事とは、屋外カバーの最低限のセットだと思ってください。

穴を隠す用の頭、縦のストレート2mまで、端末キャップ(ジョイント)これが標準の3点セットです。

色も大体5種類くらいあって、

  • アイボリー
  • ブラウン
  • グレー
  • ブラック
  • ホワイト

の5色の中から選べます。

このカラーは外壁の色に合わせて選択します。

もし外壁に近い色がなければ、あとはセンスで決めるしかないと思います。

色が変わっても金額は同じですが、基本の3点セット以外に部品を使用したらその分は別料金になります。

例えば、室内機が2階で室外機が1階にある場合などは、上から下まで約5mほどカバーを使用することが多いです。

なので、標準カバー取付だと2mまでしかありませんので、5m使うとなると、3mの延長となります。

1mの延長が約2200円というところが多いので、3mの延長だと6600円の追加になります。

標準のカバー取付と合わせると、3mの延長で12100円となりますので、2階→1階おろしの場合は、少し通常よりも追加料金がかかると覚えておいてください。

その他、曲がりは1箇所1100円程度で、曲がり箇所が増えれば増えるほど、この部品代は加算されていきます。

曲がりというのは、例えば、エアコンの穴の真下に換気扇があるとか、穴からそのまま真っ直ぐ下に配管を下ろせない場合などに使用します。

曲がりには3種類あって、

  • 90度の曲がり(エルボ)
  • 45度の曲がり(45)
  • 自在エルボ(角度可変型)

があります。

真下に障害物があって、エアコン配管を真下に下ろせない場合には、一度真横に振ってから90度の曲がりでおろすエルボパターンや、一度、斜め下45度に振って、45度の曲がりでおろす45パターンなどがあります。配管をおろす途中で出っ張りなどがある場合には、フリーコーナーというものを使ったり、立面エルボや段差継手などもあります。

要は、標準の3点セット意外に部品を使ったら、それらは全て別料金ということですね。

少しややこしいので、カバーに関する追加料金をまとめます。(金額は大手量販店の金額を参照してます)

標準カバー工事3点セット5500円

  • ヘッド
  • ストレート2mまで
  • 端末キャップ

標準以外の追加料金

  • ストレート延長1mごとに2200円
  • 曲がり部品1個につき1100円
  • 換気タイプエアコンには換気出口カバーが必要1100円
  • ジャバラフリーコーナー2200円
  • 段差継手2200円

『エルボパターン』

『45パターン』

『フリーコーナー』

『段差継手』

↑これらは全て別料金の「曲がり部品」になりますのでご注意ください。よろしくお願いします。

以上、配管カバーの解説でした。
ありがとうございました。

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