エアコン穴あけ時の発砲ウレタン処理に要注意! 料金と工事内容を解説

どうもこんにちは。
エアコン職人さかなです。

今日はエアコンの『発砲ウレタン処理』について、料金とその内容を解説していきますが、まず最初に注意点としてお伝えしておきたいのが、これからお伝えすることは、あくまで一般的な業界標準の話であり、その基準として、大手家電量販店の金額を参考にしているという点です。

なので、当然、依頼する工事屋さんによって、多少、内容や金額が変わることがあると思います。

こちらの記事でお伝えしていることが、実際には「必ずしもそうとは限らない」ということをご了承くださいませ。

よろしくお願いします。

発砲ウレタン処理とは?

発砲ウレタン処理というのは、エアコンの穴を開けた時に、室内の機密性が失われるので、ウレタンという断熱材を吹き付けて隙間を埋める作業のことです。

しかし、この発砲ウレタン作業というのは大きな問題があります。

それは、壁を貼ってしまった後からは、どうしても完璧に隙間を埋めることができないということです。

壁を貼った後から発砲ウレタン処理は意味がない?

正直に申し上げます。

通常、ウレタン処理というのは、建物の建築中にやるべきことなんです。

建築中の壁が貼られる前に、「スリーブ」と言われるエアコン配管用の筒を仕込んでおき、後から外壁を貼り、それからウレタン処理を施し、外壁との隙間を一切無くして機密性を保持します。

その後に内装の壁を貼り、エアコンを取り付ける時にはもう穴が開いていて、気密処理も終わっているべきなんです。

これが通常のウレタン処理であり、高気密高断熱の家に多い施工方法です。

しかし、せっかく高気密高断熱の家であっても、エアコンの穴を事前に開けておかないと意味がなくなります。

事前にエアコンの穴を開けていないとどうなるかというと、僕らみたいなエアコン職人が後からエアコンの穴を開けますから、外壁と防水シートの間から空気が入ってきてしまうんです。

家の壁っていうのは実は何層にもなっていて、穴を開ける時に、何層もある壁を一枚ずつ穴を開けていきます。最低でも3層、多い時は4層5層になっていますから、その全てに穴を開け、掘り進んでいきます。

穴が開いたらスリーブというエアコン配管用の筒をいれ、その後にエアコンを設置します。

この時に、素人考えで、外側だけ隙間を埋めればいいかと思うかもしれませんが、実はそうではありません。

外側はもちろん隙間なく埋めるのですが、実はその中間層もしっかりと隙間を埋めないと、外気がどんどん室内に入っていってしまいます。

その時に、この発砲ウレタンという断熱気密材をスプレーするのですが、大事なのはこの中間層の穴の周りをいかに隙間なく埋められるか?ということになります。

一番外側の外壁を埋めるのは当たり前ですからね。

しかし、中間層の穴の中は目で見えませんし、いくらスプレーを吹きかけたところで隙間が開いてしまっては意味がなく、その隙間が本当に埋められたかどうかは確認できないので、いわば感でやっているようなものなんです。

そんなものに意味があると思いますか?笑

そりゃ、僕らは職人ですから、穴の周りを360度ぐるっとスプレーして、きっと大丈夫だと思ってやってますけど、100%かどうか確かめることができないんですから、もしかしたら隙間が空いているかもしれないんです。

よくお客さんに、「隙間ができないようにちゃんとやってね」って言われますけど、ハッキリ言って無理ですよ。

そんなこと言うなら、始めから建築中に開けておけばいいんです。

高気密高断熱を謳っておきながら、エアコンの配管穴を事前に開けておかない工務店は何もわかっていないし、そんな工務店を選んだお客さんが悪いとしか言えませんし、その責任をエアコン屋に言われてもどうすることもできません。

なので、僕はいつも、「無理なものは無理なので、他をあたってください」と言って、工務店に任せることにしています。

本当に隙間を埋めようと思ったら、一度壁を剥がして中間層の隙間をなくすしかないですから、それは事前に穴を開けておかなかった工務店のミスであり、ミスを犯した工務店がやるべき仕事だと思います。

なので、建築後の発砲ウレタン処理には意味がなく、それでもいいからやってくれと言われた時に仕方なくやります。

100%完璧にはできないことをお伝えした上で、なんとなく感でやりますよと言う感じです。

発砲ウレタン処理の金額

大手量販店の発砲ウレタン処理の金額は3300円です。

この金額からわかると思いますが、結構安いですよね。つまり、その程度のことしかできませんよ。ってことなんですね。

もし、あなたが高気密高断熱の家を建築中なのであれば、先に工務店に伝えておいてください。

「エアコン用の先行スリーブをしてウレタン処理をしてください」と。それが本来の正しいウレタン断熱処置ですし、そうでなければ100%完璧に気密性を保持することができなくなります。

以上です。
最後までお読みいただいてありがとうございました。

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