エアコン配管のテープ巻き直し料金とその内容について職人が直接解説

どうもこんにちは。
エアコン職人さかなです。

今日はエアコンの『テープ巻き直し作業』について、料金とその内容を解説していきますが、まず最初に注意点としてお伝えしておきたいのが、これからお伝えすることは、あくまで一般的な業界標準の話であり、その基準として、大手家電量販店の金額を参考にしているという点です。

なので、当然、依頼する工事屋さんによって、多少、内容や金額が変わることがあると思います。

こちらの記事でお伝えしていることが、実際には「必ずしもそうとは限らない」ということをご了承くださいませ。

よろしくお願いします。

エアコンのテープ巻き直し作業とは?

エアコンの室内機と室外機は配管と呼ばれる管で繋がっていて、室外機は当然、室外にありますので、その配管も室内から配管穴を通って室外に出ることになります。

そして、室外に出ている部分の配管は日光の紫外線劣化や、雨風にさらされたりしてどんどん劣化していきますので、標準取付工事ではテープ巻き仕上げという仕上げ方法になり、そのテープ部分が劣化してボロボロになります。

その劣化を防ぐために屋外配管カバーというものがあるのですが、こちらは標準工事には含まれず、追加料金になりますので、あまり余計な出費をしたくないという方は付けない方もいます。

しかし、それではやはりテープ部分が紫外線で劣化してしまい、ボロボロになってきてしまうので、テープの巻き直し作業というのを依頼されるお客さんがいます。

そのようなときに、テープの巻き直し作業をします。

『ボロボロになったテープ巻き配管』

『テープ巻き直し後』

テープ巻き直しの手順と料金

テープの巻き直しには大変な方法と簡単な方法があり、大変な方法だと室外機を一度ポンプダウンして取外し、テープを巻き直してからまた設置する方法です。こちらの方が綺麗に仕上がります。

簡単な方法だと、室外機を取り外すことはせず、そのままの状態でできる限りテープを巻く方法になります。

配管は室外機に接続されていますので、室外機の接続部分はテープが巻きにくかったりして、なかなか綺麗に巻けないことがありますので、簡単な方法だと、あまり綺麗には仕上がらないのかなと思います。

手順としては、一度、既設のテープを全て剥がし、それから新しいテープを巻いていきます。

もし、配管の断熱部分まで劣化してボロボロになっているようであれば、断熱部分を補修してからテープを巻いた方が綺麗ですし、エアコンの性能も少しは保たれるようになります。

基本的にはこのような形で上からテープを巻いておしまいにします。

テープ巻き直しの料金は、大手家電量販店だと、大体4400円くらいです。

大変な方のやり方ですと、取外し料金が4400円くらい、テープ巻き直しが4400円くらいです。

そして、このタイミングでやっぱり化粧カバーを取り付けたいという方がいます。これまではテープ巻きで我慢してたけど、やっぱり劣化するからカバーをつけて欲しいという依頼ですね。

このような場合には、屋外配管カバー代金5500円くらいかかります。

でも、テープを巻き直すだけで4400円なので、プラス1000円でカバーをつけた方がお得なのではないかと僕は思います。

カバーをつけた方が紫外線にも雨風にも強くなるので、もうほとんど劣化ということに関しては気にしなくて良くなりますし、見た目も綺麗に仕上がります。

テープ巻きだとボロボロになってきて見栄えが悪いし、テープが細かい粉になって床が汚れますし、劣化した断熱材なんかも冷房効率を下げますので、個人的にはカバーを強くお勧めする次第であります。

配管が剥き出しになった状態で使用しても問題ない?

そして、お客さんによく聞かれる質問にも答えておきます。

それは、「配管が劣化しても問題ないかどうか?」ということです。

例えば先ほどの写真で見てみると、一番外側に巻いてあるテープがボロボロになり、配管を包んでいる断熱材もボロボロになってしまっています。

『ボロボロになったテープ巻き配管』

この配管が露出した状態で使用しても問題ないかどうかなのですが、基本的にはエアコンの動作に問題はありません。

断熱材がなくなると、若干熱効率が悪くなりなすが、特にエラーが出てうごかないとか、そのようなことは起こりにくいと思います。

なので、正直、そんなに見た目とか、冷房効率とかを気にしない人であれば、外でどれだけテープと断熱材が劣化しても問題ないと思います。

エアコンの配管は銅でできてますから、その銅管まで穴が開いてしまってはガス漏れになるのでダメですが、銅管に穴が開くのは最低でも10年以上の時間がかかりますので、やはり、細かいことを気にしなければ特に問題ありません。

ということで、エアコンのテープ巻き直し作業の解説でした。
どうもありがとうございました。

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