エアコン工事の既存室内カバー再利用料金と工事内容について職人が解説

どうもこんにちは。
エアコン職人さかなです。

今日はエアコンの『既存室内配管カバー再利用』について、料金とその内容を解説していきますが、まず最初に注意点としてお伝えしておきたいのが、これからお伝えすることは、あくまで一般的な業界標準の話であり、その基準として、大手家電量販店の金額を参考にしているという点です。

なので、当然、依頼する工事屋さんによって、多少、内容や金額が変わることがあると思います。

こちらの記事でお伝えしていることが、実際には「必ずしもそうとは限らない」ということをご了承くださいませ。

よろしくお願いします。

既存室内配管カバー再利用とは?

もうすでにエアコンがついているとします。

そして、新しくエアコンを買い換えるときに、今ついている室内カバーがあるとすると、それを次回も再利用できる場合があります。

エアコンを入れ替えるときに、室内カバーを一度取外し、エアコンを取外し、新しいエアコンを取付け、そして一度外した室内カバーをもう一度取り付けます。

こうすれば、古い既存室内カバーを再利用することができます。

なぜ、再利用する必要があるのかと言えば、室内カバーというのは施工料金が結構高いからです。

エアコンを新しくするんだから、いっそのことカバーも新しくしてしまえば良いのですが、屋外カバーに比べて室内カバーは料金が高く、新規で取り付けると最低でも16500円の料金がかかります。

なので、エアコンの入れ替え時に、次も再利用できるなら再利用したいという人が多いんです。

既存室内カバー再利用の料金

エアコンの入れ替え時の選択肢としては3つあり、

  1. 既存室内カバーを撤去してしまって次はテープ巻きで仕上げる方法、
  2. 既存室内カバーを再利用する方法
  3. 既存室内カバーを撤去して新しい室内カバーを取り付ける方法、

この3つになります。

料金は、
「1」の場合は0円、追加料金なしです。
「2」の場合は3300円の追加料金、
「3」の場合は最低でも16500円の追加料金になります。

しかし、「2」の再利用の場合、どれも必ず再利用できるというわけではなく、新しいエアコンの機種によっては既存カバーが再利用できない場合があるので注意です。

既存室内カバーが再利用できない場合

残念ながら、再利用できない場合というのがあります。

室内カバーにはいろんな種類があって、いろんなメーカーが販売しているのですが、一般的に「75mm」タイプと「85mm」タイプの2種類に分かれます。

75mmタイプはごく普通のエアコン配管用で、普通はこのタイプを使います。

しかし、新しく取り付けるエアコンの機種がダイキンのうるさらシリーズ、パナソニックの換気シリーズ、それから容量が6.3kw以上の機種になりますと、これらは配管の太さが太くなりますので、室内カバーも85mmタイプでないと収まらないんです。

なので、既存カバーが75mmタイプで、次に取り付けるエアコンが85mmタイプですと、これはもう配管が収まりませんよということで、「再利用不可」ということになります。

再利用不可ということは、室内カバーを付けたかったら16500円支払ってくださいね。ということになります。

しかし、お客さんはそんな事情を知りませんから、現場で「どうして再利用できないんだ」と言います。そりゃそうですよね。再利用なら3300円で済むところが、新しくつけるだけで16500円になるんです。

で、通常の室内カバーであれば新規取付が13200円なのですが、なぜか今回は16500円になります。その理由は、85mmタイプだからです。

75mmタイプだと通常の配管カバーで13200円ですが、今回の場合はそれでは収まらないという話なんです。

なので、ダイキンのうるさらシリーズ、パナソニックの換気シリーズ、それから容量が6.3kw以上の機種、この3つに当てはまる機種は85mmタイプになりますので、室内カバーの料金も高い方の料金になるということで16500円になります。

再利用不可の場合には、そのような理由があるのですが、「16500円は高いから払えません」ということになりますと、再利用もできない、新しくすることもできない、じゃあ、もう選択肢がないよねっていうことで、カバーを付けずにテープ巻き仕上げになります。

そして、これって結構よくある話で、こちらも料金表に従って対応しているだけなんですけど、お客さん的にはあまり納得いかないみたいで、渋々、テープ巻きを選択するという感じになっちゃいます。

もうちょっと材料が安ければ料金も下がりそうなんですけど、本当に材料が高いということと、施工にすごく時間と手間がかかり、技術も必要なので工事屋としては妥当な金額だと思ってます。

とにかく、お客さんの選択肢としては3つしかないので、既存室内カバーを再利用される予定がある方は事前にご検討くださいませ。

以上です、
どうもありがとうございました。

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