エアコンのガルバリウム穴あけ解説、料金と工事内容と注意点

どうもこんにちは。
エアコン職人さかなです。

今日はエアコンの『ガルバリウム穴あけ』について、料金とその内容を解説していきますが、まず最初に注意点としてお伝えしておきたいのが、これからお伝えすることは、あくまで一般的な業界標準の話であり、その基準として、大手家電量販店の金額を参考にしているという点です。

なので、当然、依頼する工事屋さんによって、多少、内容や金額が変わることがあると思います。

こちらの記事でお伝えしていることが、実際には「必ずしもそうとは限らない」ということをご了承くださいませ。

よろしくお願いします。

ガルバリウム剛板穴あけとは

ガルバリウム剛板という外壁材があります。

最近の新築ではガルバを採用する家が増えてきましたが、それに伴って、僕らもよく穴あけするようになってきました。

このガルバ穴あけの特徴としては、「養生が必要である」ということです。

ガルバリウムはアルミと亜鉛合金でできていますので、穴あけする時に金属屑とも言えないような細かい鉄粉が出ます。(鉄ではないですがわかりやすく鉄粉と言います)

この鉄粉が飛び散って、ガルバの外壁面に付着したり、地面に落ちたりすると何週間かした時にその鉄粉が錆びるんですね。

鉄粉が錆びると茶色く変色しますし、一度ついた錆はなかなか落とすことができないので、穴あけの時にしっかりと養生をして、この鉄粉が飛び散らないようにする必要があります。

僕は基本的に、室内から穴あけをしますので、鉄粉のほとんどは壁の中に落ちるので錆びる心配はないのですが、それでも多少は外に飛び散るので養生は必ずします。

そして、養生を外した後も、念のために雑巾や布などで外壁を拭いて粉忘れがないようにします。

このような形で、普通のサイディング 穴あけなどよりも手間と時間がかかるので、ガルバ穴あけには別料金を請求する工事屋さんが多いです。

ガルバ穴あけ料金

ガルバの穴あけ料金は、大手量販店では6600円です。

穴あけ時に使う、「コア」という道具も、ガルバ専用のものを使い、そのコアも消耗品なので追加料金をいただかないと工事屋さんとしては金額が合わないんですね。

ガルバ穴あけの注意点

ぜひ、お客さんに知っておいていただきたいことがあります。

まず、ガルバ穴あけの家っていうのは、配管カバーをつけられる方が多いです。

まだまだ新しい建材ですので、家も新築に近いですし、色も黒に近い色を選択する人が多いので、配管テープ巻きだと白色なので、エアコンの配管が家の外観を損ないます。

なので、カバーをつける方が多いのですが、このカバーと外壁に隙間がどうしてもできるんです。

大体、ガルバリウムっていうのは黒色を選択する人が多いのですが、その外壁面って凹凸があるんですよね。ガルバリウムって平面ではなくて、必ずデコボコになっているわけです。

そこに穴を開けて、カバーをつけますから、カバーと壁面に隙間が必ずできます。

この隙間はどうしてもできてしまうので、まずはそれをご了承いただきたいのと、そうすると雨とか虫の侵入を気にされると思いますので、中はしっかりと防水、防虫処理をするので安心してくださいということです。

これを下手な人がやると、この隙間をコーキングと言われる防水剤で埋めちゃうんですけど、そうするとすごく見た目が汚くなります。

コーキングにも様々な色がありますので、例えば、外壁の色に合わせてブラックを使うとか、そういう工事屋さんならいいんですけど、クリアとかの色を使うと、仕上がりが白っぽくなるんですね。それが非常にみっともないんです。

なので、ガルバ穴あけした後のカバーをつける時に、工事屋さんに「カバーの中だけ防水してもらえれば結構です」とお伝えください。

要は、穴の中に水とか虫が入らなければいいだけなので外まで余分にコーキングする必要はないんです。

中だけしっかりしておけば大丈夫ですので、あえて外はコーキングしない。

これが一番美しくていいと思いますので、ぜひそうしてもらいたいと思います。一つだけ注意点でした。

以上です。
ありがとうございました。

Aircon Mediaでは「Air-concierge」(エアコンシェルジュ)をコンセプトに、『10年間の快適な空間』をお約束しています。高品質な工事はもちろん、10年間の製品保証ときめ細やかなアフターサービスを心がけてますので、エアコン工事で失敗したくない方はぜひ、Aircon Mediaにお任せください。

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