【更新のすゝめ】最新機種に入れ替えるとどれほど電気代が下がるのか

どうもこんにちは。
Aircon Media空調技術ディレクターの小林です。

ことし(2024年)の夏の天候について気象庁が予報を発表しています。それによれば、ことしの夏は去年に引き続き厳しい暑さとなる可能性が高く、すべての地域で「高い」予想となっています。

一方で燃料価格の高騰などにより電気代は値上がりを続けており、家計を圧迫しています。

今やエアコンは贅沢品ではなく、命に関わる生活必需品の一つであると考えるのが妥当でしょう。電気代の高騰で「無理のある節電」をするばかりか、単に「エアコンを使わない」という節電方法は果たしてスマートでしょうか。

最新のエアコンが省エネ性能に優れていることはなんとなくお分かりかと思いますが、今お使いのエアコンと比べどの程度優れているのかをご存知の方は多くないと思います。そこで空調専門Aircon Mediaのプロが最新機種の電気代削減効果について解説します。

2024年5月以降の電気代値上げ

2024年3月28日の最新情報として、政府が物価高騰対策として続けてきた電気・ガス料金の負担軽減措置(激変緩和措置)について、ことし5月の使用分に対する補助は従来の半分程度に縮小し、負担軽減措置をこの5月分まででいったん終了する方向で最終的な調整に入ったことがわかりました。政府は家庭や企業などの負担を軽減するため、電気料金については1キロワットアワー当たり家庭向けでは3.5円、企業向けでは1.8円を補助しています。環境省の統計による一般家庭1世帯の平均年間電気使用量4,258kWhの場合、これだけで年間15,000円程度の補助が失われることになります。
 
さらに、3月19日に経済産業省から2024年度の「再エネ賦課金(ふかきん)」が単価が発表され、2023年度の1.4円/kWh→2024年度の3.49円/kWhに値上げされることがわかりました。これにより1kWhあたり2.09円値上げされることになり、先ほど同様に平均的な一般家庭の場合、これだけで年間9,000円程度の値上げになります。この再エネ賦課金の値上げは5月の電気料金から適用されるため、激変緩和措置の終了とあわせて、5月からは電気代が上がるということになります。
 

まずは今の使い方をチェックしてみる

エアコンが効かなくなってきたり、家計の電気代を圧迫しているかも、と感じたときにまず大切なのは、今の使い方を自分自身でチェックしてみることです。誤った使い方のまま最新機種にお金をかけて入れ替えても、思うように電気代が下がらなかったり故障につながったりします。エアコンは使い方一つで消費電力量を左右しますので、まずは使い方を確認してみましょう。
  • 頻繁に運転ON/OFFをしない: エアコンは運転開始直後は最大能力で運転し、室温が安定すると機械が能力をコントロールして省エネに運転します。ですから人間が頻繁に運転ON/OFFしてしまうと、いわば自動車で停止→アクセル全開→急停止をしているようなもので、快適性はおろか経済性をも犠牲にします。
  • 風量を自動に設定する: 設定温度を下げる/上げる まえに、風量をチェックしてみてください。よほど静粛性を気にする環境でなければ、風量は「自動」がおすすめです。風量が強くなると消費電力量も上がるような気がしますが、それは錯覚です。エアコンの電力の8割は室外機の内部にある圧縮機が消費しており、室内機のファンはそれに比べれば微々たるものです。むしろ素早く室内の空気を循環することで圧縮機の運転時間が短くなり、トータルの消費電力量が減るのです。
  • フィルターを手入れする: 最低でも運転シーズンの前後に掃除しましょう。一般的な家庭用エアコンは壁掛形ですので、シーズンオフでも室内機上部のフィルターに埃が積もります。これを除去するのがシーズン前の掃除の役割。シーズンオフでは、特に冷房使用後は内部に湿気が残るため、雑菌を含むホコリを素早く取り除くことで通気性をよくし、エアコン内部のカビの発生等を抑えます。フィルター自動清掃機能付エアコンでも点検は必要です。ダストボックス内の埃を捨てたり(ダストボックス方式機種の場合)、うまく掃除できていない場合は取扱説明書に従い手動でお手入れしましょう。
  • サーキュレーターや空気清浄機を併用する: エアコンの使用で理想的なのは、吹出口から吸込口まで一筆書きで気流の流れができることです。そうすると部屋の空気がうまく循環し、温度ムラも低減でき、結果的に省エネに繋がります。エアコンの対角にサーキュレータや空気清浄機を設置するなども有用な策です。

以上のようなことを一通り確認し大きな誤解をしていたなら、ひとまずもう1シーズン使用し様子を見てみるのが良いかもしれません。

エアコン施工会社でありながら私が問答無用で入れ替えをお勧めするようなことをしないのには理由があります。弊社のホームページには「我々はホスピタリティを持って、自らの心に従い行動できることに誇りを持ち、空調事業を通じて「社会」と「人」に光を当て、未来に希望の種を蒔くこと、今と未来をアシストすること」とあります。なんだか綺麗事のように見える部分があるかもしれませんが、これはまさに我々の考えの根底にあるものです。弊社はエアコンを売ること・工事することが目的ではありませんし、エアコンも部屋を冷やす・暖めることが目的ではありません。エアコンを売ること・施工することが目的の販売会社・施工会社や、エアコンを作ることが目的のメーカーは遠からず衰退するでしょう。倒産するかもしれません。

エアコンは非常に重要な設備です。設置された空間に10年、20年と流れる空気を快適で健康なものにするための設備であり、エアコンはそのために現在使われている道具です(将来には、おそらくもっと良い別の何かが生まれるでしょう)。その道具であるエアコンを適切に使うことは単に電気代が下がるだけでなく、より快適に健康に過ごすことができる可能性を含むことであり、実はとても大切なことです。

そしてもちろん、エアコンをその寿命を全うしつつあり入れ替えが必要な場合、素敵なご新居に合うエアコンをお探しの場合は、様々な知見をもつ私たち技術担当と、様々な空調機を取り扱う熟練の技をもつ職人がお待ちしています。

最新機種に入れ替えた場合の削減効果

ここでは、主要メーカーの家庭用エアコンを、省エネモデルとそれ以外のモデルで大別します。例えばダイキンであれば「RX(うるるとさらら)」が最上位のフラッグシップですが、室内機の見た目が同じ「AX」はRXから加湿機能を抜いただけで、性能は同等。ですから「RX(うるるとさらら)」および「AX」を省エネモデルと区別できます。それ以外のシリーズは室外機の基本性能に大差ないことが多く、標準モデルとして括ります。
 
この記事を読んでくださっている方の多くは10〜15年前のエアコンをご使用なさっていると想定し、ここからは15年前(2004年式)と最新(2024年式)で比較します。当時ご購入されたエアコンが最上位機種であったり、その同等レベルであった覚えがある場合は「省エネモデル」にあたる可能性が高いでしょう。
当時の省エネモデルをお使いなら
当時の標準モデルをお使いなら
省エネモデルをお使いなら、よほどの理由がない限りは最新省エネモデルへの更新がおすすめです。標準モデルをお使いなら、多くの場合は同等機能の最新標準モデルへ更新されることが多いですが、部屋が広い場合や運転時間が長い場合は最新省エネモデルへのアップグレードをしても採算がとれることが多いでしょう。
逆に、小部屋で6畳程度の場合は最新省エネモデルを選んだ場合でも、現実的な年数以内で最新標準モデルとの差額分をペイできないこともありますので要注意です(削減率の数値は大きくても、金額がそこまで大きくないこともあります)。
今後例えば10年程度使用する予定なら、お使いのモデルの電気代とご希望のモデルの電気代の差を10倍して、入れ替え工事で採算がとれるかを一つの判断材料にするのが良いでしょう。
 
 
また、弊社で施工対応しております天井埋込形や家庭用マルチエアコン(1台の室外機に2台以上の室内機を接続するシステム)をお使いの場合は、下表をご参照ください。
埋込式やマルチエアコンをお使いなら
 

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エアコンの選定に関してはユーザーの使い方や設置環境を考慮する必要がありますので、エアコンでお困りの方はAMにご相談ください。

 


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