ルームエアコンの窓パネル工事の解説と料金についてプロが解説

どうもこんにちは。
エアコン職人さかなです。

今日はエアコンの『窓パネル工事』について、料金とその内容を解説していきますが、まず最初に注意点としてお伝えしておきたいのが、これからお伝えすることは、あくまで一般的な業界標準の話であり、その基準として、大手家電量販店の金額を参考にしているという点です。

なので、当然、依頼する工事屋さんによって、多少、内容や金額が変わることがあると思います。

こちらの記事でお伝えしていることが、実際には「必ずしもそうとは限らない」ということをご了承くださいませ。

よろしくお願いします。

穴が開けられない場所で使うのが窓パネル

ルームエアコンを設置する時には必ず室内機と室外機を「冷媒配管」というもので繋がなければなりません。

通常であれば、室内機が室内に設置され、その室内機の背面とかの壁に「配管穴」を空け、そこから冷媒配管を外に出して、外にある室外機と接続します。

しかし、集合住宅で管理会社から穴あけ許可が下りないとか、RC構造(鉄筋コンクリート)で建設時に配管穴が空いていないという場合があります。

鉄筋コンクリートでも、弊社であれば穴あけ工事可能ですので、管理会社の許可さえあれば穴あけ工事をさせてもらって、普通の方法でルームエアコンを設置することは可能です。

しかし、構造的に穴を開ける場所がないとか、そもそも管理会社の許可が下りないということであれば、「窓用エアコン」か「窓パネルを設置」してのルームエアコンを取り付けるという選択肢になるかと思います。

窓パネルの種類と料金と注意点

窓用エアコンでも窓パネルでもそもそも「窓」がなければ設置できませんし、窓は窓でも「はめ殺し」と言われる、「全く開けることができない窓」や「すべり出し窓」「上げ下げ窓」などの特殊な窓には設置できません。

いわゆる、普通の「引き違い窓」「片引き窓」でなければ窓用エアコンも窓パネルも設置できません。

では、仮に「引き違い窓」もしくは「片引き窓」であるとして、そこに窓パネルをどのように設置するのかというと、一つは「小窓パネル」というものがあります。

『小窓パネル』

http://saidenkan-nishii.com/cgi-bin/blog/eblog.cgi?archive=1526114868

団地などでよく見かける小窓ですが、これは換気用の小窓からエアコン配管を外に出す方法で、最も簡単な窓パネルの施工方法です。

こちらの小窓パネルは、大体、2000円前後の追加料金で施工している工事屋さんが多いと思います。

小窓というのは窓を閉めて鍵をかけた状態で、小窓だけを開けたり閉めたりできますので、この場合は窓は今まで通り、完全に閉めることができますし、鍵もかけることができます。

ただし!エアコン配管を通している側の窓は閉めっぱなしで、エアコンが設置されている限り、開くことができなくなりますので注意が必要です。完全に片側しか開けることができない窓になりますのでご了承ください。

続いて、小窓パネル以外の窓パネルですと、あとは窓の高さによって色々と種類はありますが、基本的に構造は同じ構造になります。

『窓パネル』

http://www.world-denka.com/cathand/detail-107381.html

普通の窓をちょっとだけ開いて、その開いた隙間に窓パネルというアルミ製のパネルをはめ込み、そのアルミパネルの上部に開いた穴から配管を屋外に出します。この方法であれば、窓パネルとは違い、窓を両方どちらでも開くことができるようになります。

しかし、逆に常に窓がわずかに開いた状態になりますので、鍵がかけられなくなります。

なので、専用の鍵を新しく設置し、家を不在にする時にはもちろん、家にいるときでも防犯の意味でその鍵を常にかけておく必要があります。(冷房を使っていたら窓は閉めていると思いますので)

そこだけが小窓パネルとの違いですので注意が必要です。

小窓パネルは鍵がかけられるけど窓が片側開かなくなる。普通の窓パネルは鍵がかけられなくなる代わりに窓は開けられるようになる。この違いをまずは理解しておいていただけるといいと思います。

窓パネルのカラーは僕が知っている限り、シルバーとブラウンのみになります。

一般的な料金は、

  • 小窓パネルが2000円、
  • 280mm〜380mmの窓パネルが4000円、
  • 850mm〜1380mmの窓パネルが5000円、
  • 1260mm〜2200mmの窓パネルが7000円、

それ以上の窓は普通ありえませんが、もし、そういう窓があるとすれば、別途見積もりという形になると思いますので、施工される工事屋さんに相談してみるといいと思います。

以上、窓パネルの解説でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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