エアコンのタイル穴あけ解説、料金と工事内容と注意点

どうもこんにちは。
エアコン職人さかなです。

今日はエアコンの『タイル穴あけ』について、料金とその内容を解説していきますが、まず最初に注意点としてお伝えしておきたいのが、これからお伝えすることは、あくまで一般的な業界標準の話であり、その基準として、大手家電量販店の金額を参考にしているという点です。

なので、当然、依頼する工事屋さんによって、多少、内容や金額が変わることがあると思います。

こちらの記事でお伝えしていることが、実際には「必ずしもそうとは限らない」ということをご了承くださいませ。

よろしくお願いします。

エアコンの穴あけは外壁によって料金が変わる

タイル穴あけというのは、外壁がタイルの建物にエアコンの配管穴を開けることです。

エアコンの標準取付工事では、1箇所目まで穴あけ無料であることが多いのですが、外壁の材質によっては別料金となることがあります。

【1箇所まで穴あけ無料の外壁材質】

  • サイディング
  • ALC
  • モルタル

【1箇所でも穴あけ有料の外壁材質】

  • コンクリート(20000円前後)
  • タイル、レンガ(7000円前後)
  • ガルバリウム剛板(7000円前後)

【要見積もりの特殊外壁】

  • 珪藻土、漆喰、塗り壁
  • ガラス
  • 鉛壁(レントゲン室など)

無料と有料の違いは、「手間と時間がかるかどうか?」という点です。

普通の外壁であれば、穴あけも簡単で10分くらいですぐに開くのですが、コンクリートなどになると、特殊な道具を使いますし、時間も30分とか45分とかかかったりしますので、その分、大変だということで追加料金が発生することが多いです。

タイルもそう簡単には穴を開けられませんし、無理に開けようとするとタイルが割れてしまったりするので大変です。

タイル穴あけが発生する場合というのは、ほとんどが一戸建てである場合が多いのですが、基本的には建設時にスリーブを入れてエアコン配管穴を開けておくのが一般的です。

しかし、中にはタイルでも事前に穴を開けていない工務店もありますので、そういう時に僕らみたいなエアコン職人がタイルに穴を開けることになります。

その時に、やはり一番気をつける点と言えば、タイルを割らないことです。

本当に割れやすいですし、最初から開けておいてくれればなんの問題もないのに、タイルを貼った後でこっちに丸投げは本当にどうかと思いますね。笑

ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、それくらい慎重にやらざるを得ませんし、それだけ手間と時間がかかるので、大体、大手量販店だと1箇所で7700円くらいかかります。

タイル穴あけ時の注意点

タイルの穴あけには気を使うのですが、実は穴を開けてからも大変だったりします。

というのも、大体、タイル外壁のお客さんってカバーもつけるんですよ。ほぼ9割5分のお客さんがカバーをつけるんですけど、タイル壁ってビスが目地にしか効かないんですよね。

目地っていうのは、タイルとタイルの隙間のことですね。タイルは石みたいな材質なので、ビスが全く打てないので、カバーをつける時にはこの「目地」を狙って打ちます。

しかし、肝心の穴を塞ぐためのカバーヘッドですね、これがちょうどうまい具合にビスが打てない時があります。っていうか、ちょうどうまいことビスが打てないことの方が多いです。

カバーのヘッドって上と下でビスを打つ位置が決まっているので、タイル目地とちょうど同じ間隔だったらビスを打てるんですけど、普通はそんな奇跡は起こらないので、上を打てば下が打てないし、下を打てば上が打てなくなるんです。

『タイルとカバーヘッド』

なので、上か下か、どちらかのタイルにビス用の下穴を開けるのですが、それもタイルの端とかだと割れてしまうので、なかなかうまくいかなかったりします。

結局はなんとか収めるんですけど、本当にどうしてもうまくいかない時とかあるので、そういう場合はもうそういうものだと思っていただいて、ご理解いただければと思います。タイルへのカバー取付って、本当に結構難しいんです。

面積的には少ない目地だけを狙って打ちますので、なかなか思うようにいかない時もあるんです。それだけちょっと注意点でした。はい。ありがとうございました。

Aircon Mediaでは「Air-concierge」(エアコンシェルジュ)をコンセプトに、『10年間の快適な空間』をお約束しています。高品質な工事はもちろん、10年間の製品保証ときめ細やかなアフターサービスを心がけてますので、エアコン工事で失敗したくない方はぜひ、Aircon Mediaにお任せください。

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