【結論】6畳用エアコンを選ぶならこれ!- プロがおすすめする機種と選び方のコツ

どうもこんにちは。
プロのエアコン施工職人さかなです。

今日は、6畳用のエアコンの選び方について、個人的な意見を述べさせていただきます。

メーカーは自分たちにとって良いことしか言いませんし、量販店の販売員も都合のいいことしか言いませんので、最も消費者の立場に近い施工職人の意見を参考にしてみてください。

ぜひ、最適なエアコンを選ぶための、一つの判断材料にしていただきたいと思います。

それでは早速行ってみましょう!

エアコン施工職人が教える、『本当のエアコンの選び方』です。

※多少、行き過ぎた表現がありますが、あくまで個人的な意見ですので、絶対に参考程度にとどめておいてくださいね!

エアコンの選び方 〜6畳用エアコンおすすめ〜

6畳用エアコンを選ぶ際の注意点ですが、僕は個人的には何でもいいと思っています。笑

6畳用エアコンというのは、一番価格が安く、機能的にもシンプルなものが多く、消費者の方も「子供の部屋だから・・・」とか、「あまり使わない部屋だから・・・」ってことで、そんなに深く考えずに〝安くてそれなりのものであればいい〟っていうのが正直なところだと思います。

で、その認識は正しいと思います。笑

これも僕の個人的な感覚の話になってしまいますが、僕がエアコン工事の仕事をしていて体感覚として感じているのは、シンプルなエアコンの方が『安くて壊れにくい』ってことです。

シンプルなエアコンというのは、メーカーとしても作り慣れているので、毎年毎年、モデルチェンジはしますが、正直、中身はほとんど変わっていないんです。

前面のパネルがちょっと変わったり、リモコンの形が変わったりっていう変化はありますが、内部的な設計、機能的な価値っていうのは全く変わっていません。

それは、これまでの〝ノウハウ〟があるので、いろんなクレームや故障報告などを経て、改良に改良を重ねて長年の経験から完璧な設計ができあがているからです。

だから、〝シンプルなエアコンほど壊れにくい〟僕はそう感じていますし、故障修理の依頼の件数の統計から見てもそうですし、エアコン取り替えの際に確認する寿命年数からもそうだと思います。

僕はエアコン工事職人ですから、エアコンを取り付けもしますが、同時に取り外しもします。

その取り外す際、お客さんと喋ってて、大体、どれくらいでそのエアコンが寿命を迎えたのかがわかります。

すると、6畳用エアコンのシンプルなものよりも、リビング用のエアコンとか、割と複雑な設計の価格の高いエアコンの方が寿命が短い傾向にあります。

これはあくまで、僕の個人的な統計の話ですが、これまでに何千台とエアコンを取外してきているので、あながち無視できない統計でもあると思いますし、僕の仲間の職人たちも同じようなことを言っているので、多分そういうことなんだと思います。

メーカーが集められる「寿命データ」は自社の製品のデータに限られますし、家電量販店の店員さんなんて基本的に「売って終わり」ですから、その後のことなんて全くわかっていません。

業界全体としてどういう傾向にあるのか?

っていうことを一番理解しているのは、実はエアコン職人たちなんです。

ぜひ、エアコンを選ぶ際の一つの判断材料にしていただきたいと思います。

6畳用エアコンのおすすめメーカー

6畳用エアコンのおすすめは、どこでもいいとは思うのですが、まず、選ばない方がいいメーカーというのがあります。

具体的なメーカー名は伏せさせていただきますが、『ダイキン と三菱電機以外。』とだけお伝えさせていただきます。

中にはめちゃめちゃ安いメーカーとか、他の機種の半分くらいの金額の機種もありますが、そういうメーカー、機種は、個人的に絶対に買うことはありませんし、家族や親友がそういう機種を買おうかどうか迷っていたら、全力で止めにかかります。

当然、安さには理由があって、すべての材料に安いものを使っているし、製品開発費にお金をかけていないし、サポートにもお金をかけていないし、保証にもお金をかけていないからです。

他のメーカーよりも1〜2万円安くなっていたり、時には半額くらいの金額で買うことができますが、安いことのメリットよりも、デメリットの方がはるかに大きいんです。

ですので、『安物』だけはおすすめしません。笑

なので、「ダイキン 」「三菱電機」であれば何でも大丈夫だと思います。

ダイキン と三菱電機の一番安い商品が多分、6畳用で一番シンプルな作りのものだと思いますので、お好きな方の一番安い6畳用のものを購入されることをお勧めします。

ダイキンで言えば「Eシリーズ」、

「ダイキン」は、空調専門メーカーですから、やはりノウハウ面でのキャリアが他のメーカーとは段違いですし、「製品の質」という意味でも間違いありません。

僕は海外の空調メーカーのことはよく分かりませんが、「ダイキン」は〝日本が世界に誇る空調メーカー〟だと思います。

業務用エアコンの世界シェアNo. 1!

今、世界で空調システムの最前線を常に走っているのが、日本が誇る「ダイキン工業」という会社なんです。

そして、「三菱電機」も安くて壊れにくいイメージがあります。三菱電機で言えば「GVシリーズ」ですね。

その2つのメーカーが好きすぎて、他のメーカーは残念ながら選択肢に入らないほどです。

ちなみにGoogleで「エアコン 故障 〇〇(メーカー)」で検索をかけた時」一番件数が多いのは「コロナ」です。笑

  • コロナ      3,210,000件
  • パナソニック   3,190,000件
  • 日立       2,910,000件
  • 東芝       2,490,000件
  • 三菱電機     2,110,000件
  • 三菱重工     1,980,000件
  • ダイキン     1,960,000件
  • シャープ     1,930,000件
  • アイリスオーヤマ 1,730,000件
  • 富士通       963,000件

単純に考えて、コロナが最も『故障』というキーワードが使われていますし、国内シェア=販売台数もそれほどないことから、一番壊れやすいメーカーなのかもしれません。

2位がパナソニック、
3位が日立、東芝
・・・

って感じになっていますが、しかし、これは単純に「壊れやすいメーカーランキング」と結論付けるのは早計だと思います。

なぜなら、販売台数が多ければ多いほど、故障の報告も多くなるはずですし、「故障報告件数」の正確な数字ではないからです。

あくまで、検索エンジン上に、「エアコン 故障 〇〇(メーカー)」というキーワードが、どれだけ上がっているか?っていう指標になりますので、一つの参考にはなるかもしれない・・っていう程度の認識でいいと思います。

ちなみに、販売台数で言えば、国内家庭用エアコンの出荷台数は「ダイキン」がトップとなっています。

そう考えると、僕がダイキンをおすすめする一つの証明になっているのではないでしょうか?

6畳用エアコンに求める機能は?

6畳用エアコンにどんな機能を求めるでしょうか?

各社とも、「〇〇シリーズ」「うるさらシリーズ」とか、最下位クラスから最上位クラスまで、いろんなシリーズをそれぞれ、いろんな容量(冷房能力)で用意しています。

ですから、最上位クラスのフル装備のエアコンというのも、6畳用として用意されています。

しかし、ほとんどの人は6畳の部屋にそんなに高いエアコンなんてつけないんですよね。

これまでに一度だけ、6畳用のエアコンでダイキンの「うるさら」をつけたことがありますが、6畳用で25万円くらいですよ!?笑

お金持ちそうな家で、子供部屋に設置、お子さん5歳くらいの小さな男の子でしたが、〝マジかい!〟って思いましたね。笑

もちろん、どんなグレードのエアコンをどこにつけようとも、それはユーザーの自由ですから、全然いいと思います。

むしろ、僕も子供部屋に「うるさら」をつけてあげたいです。笑

しかし、多くの人は、6畳の部屋にそんな25万30万っていうエアコンはつけないはずです。

多くの人の判断基準としては、「安い」「ちゃんと効く」「壊れない」の3点セットだと思います。

そこに、〝機能〟という判断基準を付け加えるとしたら、「センサー系」「空気清浄」「お掃除ロボ」くらいではないでしょうか?

センサー系をつける意味はあるのか?笑

「センサー系」というのは、三菱電機の『ムーブアイ』、日立の『暮らしカメラ』などの機能ですが、おそらく、6畳のお部屋であれば部屋の形は長方形か正方形ですし、そもそもセンサー系を使うまでもなくお部屋全体が適正温度になりますからセンサー系の恩恵を最大限に受け取ることはできないでしょう。

センサー系の特徴として、

  • 「お部屋全体を均一に温める」
  • 「足元を温める」
  • 「冷風を人に当てない」

っていう機能がありますが、6畳のお部屋であれば、すぐに部屋全体が冷えたり温まったりしますし、エアコンとの距離が近いので足元を温める、冷風を人に当てないっていうこと自体が難しくなります。

今は、6畳用のエアコンでも風向調整がありますから、風が当たるのが気になるなら風向を〝上向き〟にすればいいですし、冬場に足元が寒いなら風向を〝下向き〟にすればいいですし、風量調節で風量を弱くしたり強くしたりすればいいと思います。

ただそれだけのことなんですよね。

6畳のお部屋に大袈裟なセンサー系は必要ないというのが個人的な意見です。

空気清浄機能の価値

僕は個人的に、エアコンメーカー各社の「空気清浄機能」は絶対に要らないと思います。
(あくまで個人的な意見です!)

  • ダイキンの「ストリーマ」
  • シャープの「プラズマクラスター」
  • パナソニックの「ナノイー」
  • 富士通の「プラズマクリーン」
  • 東芝の「プラズマ空清」

全部「ゴミ機能」だと思っています。

ほとんど効果が感じられない、商品の利益率を上げるためだけの飾り機能・・・実際はどうか分かりませんが、個人的にはそんなイメージがあります。

メーカーはこぞって、

「花粉の除去」
「PM2.5の除去」
「マイナスイオン発生」
「カビを抑える」
「空気をきれいにする」

などと言ってアピールしていますが、毎日エアコンと向き合っている人間からするとかなり疑問です。

花粉を除去したのなら、その花粉はどこに溜まっていくのか?PM2.5を除去したのなら、そのPM2.5はどこに溜まっていくのか?マイナスイオンが人体に好影響を与えると科学的に証明されていませんし、カビを抑えるとか言ってますが僕は抑えられてるのを見たことがないし、空気をきれいにするっていうのも実験室で作られた結果でしかないんじゃないの?って感じです。笑

個人的にはこれらの「空気清浄機能」というのは、メーカーの利益率を上げるためだけの「ゴミ機能」だと思います。

そんな無駄な機能のために、余計にお金を払うことほど馬鹿なことはないと思うので、まずは消費者が正しい知識を身につけ、家電メーカーのこういうおかしな風潮というのを一掃する必要があると思いますね。

ハウスダストや花粉、

ダニやダニのフンの混じった空気を吸いたくありませんよね?

アレルギーに弱い人に特にお勧めする機能です。

こういう、〝人の恐怖心〟につけ込むプロパガンダは最低です。

「人の心理」というのは「恐怖」を感じると、無条件にその言葉を信じ込んでしまうという性質があります。

その結果、消費者はほとんど価値のない機能にお金を払うことになり、メーカーはさらに利益を追求するようになります。

騙されないでくださいね!

お掃除ロボ機能の価値

お掃除ロボに関しても、消費者はかなり誤解しています。

お掃除ロボというのは、フィルターについたホコリを自動で除去してくれますが、エアコン内部の汚れは掃除してくれません。

これまでは、フィルターっていうのは自分で外して、自分で掃除して元に戻していたと思うのですが、「その手間がなくなりますよ」っていうだけの機能なんですね。

しかし、お掃除ロボが回収してきたホコリは、「ダストボッックス」というところにたまる設計になっており、そのダストボックスは定期的にホコリを捨てる必要があります。

まず、1つ目に「完全にお手入れ不要」というのが間違いですし、2つ目に「ダストボックスのホコリを捨てる必要がある」ということを知らない人が多いです。

たとえ、お掃除ロボがついているエアコンだとしても、よく使うところでは3〜5年に一回は『分解洗浄クリーニング』をする必要があります。

もし、「ホコリやカビが気にならない」のであれば、部屋を暖める、部屋を冷やす、というエアコン本来の機能には、『汚れ』は基本的にはそんなに影響しませんが、あまりにも目詰まりがひどい場合には、「風が弱い」「暖まらない」「冷えない」「電気代が上がる」っていうことが実際に起きますので、その際も、分解洗浄クリーニングをする必要があります。

これが一つ目の「完全にお手入れ不要」っていう誤解です。

続いて、「ダストボックスのホコリを捨てる必要がある」っていうのも、知らない人が多いので、そのままホコリがどんどん溜まっていって、結局、お掃除ロボが壊れてしまうっていうことが起こります。

説明書をちゃんと読んでいない消費者も悪いですが、「お手入れ不要ですよ」っていう販売店の店員も悪いです。

そもそも、販売員の中には「ダストボックス」について知らない人も多いですし、そんなレベルなので、基本的に販売員には素人の方が混じっていると思ってください。

「エアコンの仕組み」や、なぜ冷たい空気、暖かい空気が出るのか?っていう基本的なことも知らない人が多いです。

僕らのような、エアコン職人はエアコンの隅から隅まで知っているし、各メーカーの特徴というのも誰よりも理解しています。

だから、僕らエアコン職人からすれば、「なんでそんな説明するの?」っていう、販売員に対して怒りにも似た感情が沸き起こってくるんです。

なんで「お手入れ不要」とかいうのか?なぜ「ダストボックス」さえ知らないのか?「分解洗浄クリーニング」の必要性をなぜ伝えないのか?その結果、一番損をしているのは『消費者』です。

お掃除ロボ機能が、

「エアコン内部の一番汚れる場所を掃除するわけではない」
「フィルターを掃除するだけ」
「完全お手入れ不要ではない」
「ダストボックスのホコリを人の手で捨てる必要がある」

この事実を知って、2万円も3万円も余分にお金を払う価値があるのかどうか?迷う人も出てくると思います。

僕が思うに、フィルター掃除なんて1シーズン終わりに一回で十分です。

フィルター掃除の時間なんて5分くらいですから、多くても1年にたった2回の合計10分の作業です。

エアコンの寿命が10年だとして、合計で100分の作業、1時間40分の作業に3万円も払う価値があるでしょうか?

もし、自分が1時間40分で3万円を稼ぐくらいの仕事をしているのであれば、お掃除ロボの購入を検討してもいいかもしれませんが、(僕はそれでも買いませんけど・・・)もし、そうでないなら買う必要ないと思います。

むしろ、『分解洗浄クリーニング』がやりにくくなるし、業者に頼むと〝お掃除機能付きエアコン〟というだけで、分解クリーニング代が1万円くらい値上がりします。

ということは、結局メンテナンスは必要だし、ただのフィルター掃除であれば自分でやればいいし、それができないのであれば、3年に1回分解クリーニングを業者に頼んで、その時にフィルターも全部きれいにしてくれますから、それで十分だと思います。

僕なんて自分の部屋のフィルターの掃除なんて買ってから一回もやってませんし、分解クリーニングは自分でやるので、その時に一緒にやってしまいます。

世の中には、お掃除ロボが壊れて何年もフィルター掃除ができてなくて、ホコリが湯葉みたいに溜まっているお宅もたくさんあるし、実際にお掃除ロボ付きのエアコンはそういう結末を迎えることが多いです。

〝動いていると思ってたら何年も動いていなかった〟
ってヤツですね。笑

これも、「完全にお手入れ不要」だと思っているから、こういうことが普通に起こるんです。

だったらもう、最初からロボなしを選んだ方がいいじゃないかと。笑

個人的にはそう思いますし、6畳用のエアコンにはまず要らない機能でしょう。

エアコンの選び方 〜6畳用エアコンおすすめ〜

以上、6畳用のエアコンの選び方でした。

個人的なメーカーのオススメは、「ダイキン」と「三菱電機」ですが、機能としてもそんなに大した機能は必要ないし、あったとしても「持て余す」のがオチですから、『一番安いグレード』のものが、一番安くて壊れにくくてシンプルでメンテナンスもしやすくてオススメです。笑

つまり、ダイキンであれば『Eシリーズ』三菱電機であれば『GVシリーズ』です。

こんなこと、メーカーも販売店も誰も言わないでしょうが、これが「業界の本音」だと思っていただいて差し支えないと思います。

ぜひ参考にしてみてくださいね!
では、どうもありがとうございました!

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