どうもこんにちは。
エアコン職人さかなです。
僕は普段、お客さんの家でエアコンを取付しているエアコン屋なのですが、そこでお客さんによく質問されるのが「電気代」の質問です。
エアコンというのは、もはや現代人の生活には欠かせないものになっていて、夏は毎日使用する人も多いですし、場合によっては冬も毎日使用する人もいます。
しかし、毎日使うものだからこそ、電気代もわずかな違いが年間単位では大きな違いになってきてしまいます。
ですので、なるべく無駄な出費を抑えて、エアコンを賢く使っていきましょう。
今日は「エアコンを1時間運転した時の電気代」について解説していきます。
よろしくお願いします。
ぶっちゃけ、エアコンの電気代は計算が難しい
まず、エアコンの電気代は簡単には計算できないということをお伝えしておきます。
なぜなら、お客さんの契約している電力会社や契約方式、契約プランなどによって電気料金が違ってくるのと、エアコンを使用する環境によって、エアコン本体の消費電力も変わってくるからです。
それにエアコン本体の省エネ性能にも違いがありますので、実際に使用されているエアコンの消費電力でも違いが生まれてしまいます。しかも、カタログ上ではその消費電力が数字で書いてありますが、実際の運転時にはその数字通りの消費電力にはなりません。
なので、一番確実なのは、エアコンのコンセントのところに簡易的な電力計をつけていただき、1年間の消費電力×電力単価の計算をしていただくことです。
しかし、そこまでやるのが面倒なので、今、あなたはこのページをご覧になられているわけなので、ここではそういう「机上の空論」的な話はしないようにします。
ハッキリした事が言えないなりに、ある程度、現実的な数字をご提案できるように努力しましたので、最後まで読んでみてくださいね。
6畳用のエアコンを1時間「冷房運転」した時の電気代はいくら?
では、具体的な話をしたいと思います。
仮に外気温が35度、設定温度が27度、お部屋の断熱性能はごく一般的な断熱性能だとしましょう。換気方式は第三種換気で6畳のお部屋、基本的に中には一人だけ、出入りはないものとする。
この時の冷房運転1時間の電気代ですが、『2.5円』だと思ってください!笑
ごくごく一般的な住宅で、ごく普通の使い方で、ごく普通のエアコンを設置した場合、1時間の冷房の電気代は『2.5円』です!
もちろん、最初の1時間は暑い部屋の空気を一気に冷やしますから、最初の1時間が一番電気代が高い計算になります。
しかし、そこからは温度維持の運転になりますから、急激な消費電力は基本的には発生しません。
そうやって考えて平均値を出していくと、大体2.5円くらいだと思っていただいていいと思います。
8時間運転で20円、毎日使用したとすると1ヶ月で600円になります。
20畳用のエアコンを1時間「冷房運転」した時の電気代はいくら?
では次にリビング用のエアコンを1時間運転した時の電気代をみてみましょう。
話を単純化するために、20畳用のエアコンであれば、6畳用の3.3倍の大きさですから、消費電力も単純に3.3倍すればわかりやすいです。
ということで、6畳用が2.5円だったので、20畳用は8.25円になります。
8時間運転で66円、毎日使用したとすると1ヶ月で1980円になります。
6畳用のエアコンを1時間「暖房運転」した時の電気代はいくら?
では同じような条件で、6畳用のエアコンを1時間暖房運転した時の電気代をみてみましょう。
話を単純化するために、暖房の場合は、電気代が2倍になるとお考えください。
その理由は、夏の外気温35℃と設定温度27℃の差が、8℃であるのに対して、冬は外気温が5℃、設定温度が21℃だとすると、その温度差は16℃になります。
なので、日本の気候上、冬の方がエアコンの負荷が増えますので、電気代は単純に夏に比べて冬の方が2倍近く高くなります。
そのような前提があるとして、話を単純化して解説させていただくと、6畳用のエアコンを1時間暖房運転した時の電気代は、単純に夏の2倍で『5円』になります。
8時間運転で40円、毎日使用したとすると1ヶ月で1200円になります。
20畳用のエアコンを1時間「暖房運転」した時の電気代はいくら?
では次にリビング用のエアコンを1時間運転した時の電気代をみてみましょう。
また話を単純化するために、20畳用のエアコンであれば、6畳用の3.3倍の大きさですから、消費電力も単純に3.3倍すればわかりやすいです。
ということで、6畳用が5円だったので、20畳用は『16.5円』になります。
8時間運転で132円、毎日使用したとすると1ヶ月で3960円になります。
エアコンを1時間運転した時の電気代まとめ
- 6畳用冷房運転→2.5円
- 20畳用冷房運転→8.25円
- 6畳用暖房運転→5円
- 20畳用暖房運転→16.5円
細かいことは置いておくとして、話を単純化してわかりやすくするとこのような結果になります。
一番は簡易電力計を設置していただき、実際の使用環境で測っていただくのが確実ですが、おそらく、こちらの数字とあまり大きな違いはないかと思います。
ぜひ、参考になさってください。
どうもありがとうございました。
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